今日はやはり雨。毎年この授業のプレゼンの日(というか原田の授業のプレゼンの日)は80%雨なんです。いわゆる「雨男」ということですか。「模型の準備、大変だな」と心配していましたが、どのチームもしっかり準備してきてくれました。
中間発表会:模型を利用してインフォグラフィックス作品をプレゼン
この授業では、「説明したこと(仕方)を記録に残す」ということを大切にしています。学生にはありがちなのですが、口で説明している内容と、表現された内容が一致しないことが多いからです。ことばでわかりやすく出来たなら、それを視覚的に表現できれば確実に分かりやすい作品に近づける。それがこの授業での表現活動の進め方です。
今回の中間発表も、各グループの模型を使った説明はとても分かりやすくなっていました。でも、それがインフォグラフィックス作品に反映されていない。おもちゃの形のトレースや、レイアウトの見た目だけの奇麗さに意識を奪われているようです。
先ず内容ありき。これが、最終作品に向けての課題ですね。











模型を使ったプレゼンテーションは、きっとチーム内でも議論されて何度も説明しあったと思います。だから、(ことばの)表現もうまくなった。インフォグラフィックスも同じです。決め打ちで、レイアウトをつくり始めないで、まず模型で説明した通りに、各要素の説明を何度も図にしてみましょう。それを説明順の通りに並べてみて、はじめてレイアウトを考えることができるのです。
作品の質を上げるためのヒントとして、本日の講評で話したポイントをまとめておきます。
◉内容を概括するタイトルをつける:
表現作品のネーミングです。おもちゃの名前がタイトルでは、しくみの科学的説明から遠過ぎます。しくみの説明に使われるキーワードをタイトルに積極的に盛り込みましょう。※タイトルは最期に付けてもかまいません。最初にタイトルで悩んでしまうと先に進めなくなりますよ。
◉紙面全体の印象が伝いたい内容の概括になっていること:
今日発表された作品は、説明の中心的な部分が画面の端に追いやられていました。「科学的なしくみ」がテーマですから、「科学的なしくみ」が表現の中心になければなりません。
動的図解表現(DIG)への展開
作業内容も徐々にハードルが上がっていきますが、来週はFlashなどを用いて映像:動的図解表現(DIG)の制作も加わります。そしてあっという間に再来週、作品の最終プレゼンテーションです。映像表現の絵コンテが来週までの宿題です。
※提出作品の仕様
備忘録的にここに書いておきます。
・インフォグラフィックス作品:A3サイズ(縦、横は自由)最終的に、A4冊子として綴じられることをこころの片隅においておいてください。
・DIG作品:画面サイズ=縦横800pix×600pix フレームレート=3fps 15秒から30秒程度の長さを目安に、長くても1分以内。Flashや3DSMAXなどで制作。
0 件のコメント:
コメントを投稿