2009年4月28日火曜日

09 第3回

国立科学博物館を見学

昨年までは連休中の宿題として、博物館の調査を実施していました。が、今年は新たなるチャレンジとして、授業の中にこのプログラムを取り入れてみました。

館内に入る前に調査の視点を再確認できたので、課題にうまく反映できるのではないかと期待しています。連休明けのレポートが楽しみです。

2009年4月21日火曜日

09 第2回

図表現の基礎

いよいよ今日からプロジェクトスタートです。
とはいえ、まず前提となる「図」表現についての意識を高めるために、まずは「絵を描く」練習から始めました。
本日のメニューは以下の流れでした。
・事務連絡(Flash WSについて、次週の博物館見学について)
・線を描く、対象を観察して描く
・図表現の基礎
・図で描く
表現活動とレクチャを交えて、つまり「知」と「技」をできるだけセットで伝えられるように、また学生たちの集中力を3時間持続させるために、毎週の授業の準備も苦労が絶えません。

線を描く、観察して描く

普段、学生たちがスケッチを描く時に大学ノートなどに覆いかぶさってシャープペンやボールペンでチマチマちょろっと描いていることが、凄く気になっています。表現者としての心構えがなっとらん!!
モノの見かたも画一的で、観ている格好はしていても、実際はステレオタイプ的に表面をなぞっているだけ、というのが残念でなりません。


素早く丁寧に、リズム感を持って。


シルエットや透視など、カタチをとらえるための視点や技法を持とう


最もそのモノの特徴を表しているのはどのアングル?

マーカーを使って、他の人にも解るくらいに大胆に、大きく描く。ぜひ今後も続けていただきたい。

図表現の基礎

ポイントをまとめると以下のようになります。
・思考操作のための表現と伝達のための表現は違う
・図=文字 × 絵
・理解のプロセスは[データ]→[情報]→[知識]→[知恵]
・データを組織化する方法はLATCH+I
・「図」表現の基本は7(箇条書き、表、グラフ、チャート、イラスト、地図、スコア)
それぞれ自分で説明できますか?

図で描く

今日、最後のミッションはこれだ。図表現の解説をふまえて、実際に説明を図で表現してみます。


まず、説明を文章で書いてみる。
  ▼

友達に聞いてもらい、うまく伝わるか確かめる。
  ▼

説明文で使っていることば(用語)を図解で示す。


説明の流れをチャートで表す。

次回(第3週)に、この表現をみんなで共有します。

来週は「国立科学博物館」見学。楽しもう。
http://www.kahaku.go.jp/

(原田)

2009年4月14日火曜日

09 第1回

オリエンテーション

さていきなりですが、この授業は今年度で「打ち切り」です。というのは、昨年度から新しいカリキュタムがスタートしており、旧カリキュラムに属するこの授業は今回の3年生たちが最後の対象学生ということになるからです。このような背景は学生の皆さんには直接関係あるわけでもありませんが、今年度は私なりの集大成としてこの授業と決着を付けようと言う覚悟で臨みますね。



例年はあまり過去の事例を紹介せずに授業を進めてきました。ウェブ上に作品はアップしているし、インフォグラフィックスの資料は求めれば簡単に手に入るからです。しかし情報社会の弊害か、学生たちはあまりに知らない、気づかない、調べない。ここ数年、ちょっとショックを受けています。また、別の研究プロジェクトやビジネスの中で、「他の人の意見や表現に乗っかる」コトの意味や重要性に私自身が気づいたこともあり、今回は昨年、一昨年の授業内容を魅せることからスタートしました。



Adobeのソフト群がCS4にアップしたため、使い方の説明もちょっとはプログラムに入れなければいけないなぁ、と思うとブルーになります。が、そこは教員も楽しんで使い方をマスターすれば良いか。
しかし、Flashがだいぶ変わってしまったのはまいった。写真は、説明しながら焦っている私。

来週から、楽しくやっていきましょう。