2009年4月21日火曜日

09 第2回

図表現の基礎

いよいよ今日からプロジェクトスタートです。
とはいえ、まず前提となる「図」表現についての意識を高めるために、まずは「絵を描く」練習から始めました。
本日のメニューは以下の流れでした。
・事務連絡(Flash WSについて、次週の博物館見学について)
・線を描く、対象を観察して描く
・図表現の基礎
・図で描く
表現活動とレクチャを交えて、つまり「知」と「技」をできるだけセットで伝えられるように、また学生たちの集中力を3時間持続させるために、毎週の授業の準備も苦労が絶えません。

線を描く、観察して描く

普段、学生たちがスケッチを描く時に大学ノートなどに覆いかぶさってシャープペンやボールペンでチマチマちょろっと描いていることが、凄く気になっています。表現者としての心構えがなっとらん!!
モノの見かたも画一的で、観ている格好はしていても、実際はステレオタイプ的に表面をなぞっているだけ、というのが残念でなりません。


素早く丁寧に、リズム感を持って。


シルエットや透視など、カタチをとらえるための視点や技法を持とう


最もそのモノの特徴を表しているのはどのアングル?

マーカーを使って、他の人にも解るくらいに大胆に、大きく描く。ぜひ今後も続けていただきたい。

図表現の基礎

ポイントをまとめると以下のようになります。
・思考操作のための表現と伝達のための表現は違う
・図=文字 × 絵
・理解のプロセスは[データ]→[情報]→[知識]→[知恵]
・データを組織化する方法はLATCH+I
・「図」表現の基本は7(箇条書き、表、グラフ、チャート、イラスト、地図、スコア)
それぞれ自分で説明できますか?

図で描く

今日、最後のミッションはこれだ。図表現の解説をふまえて、実際に説明を図で表現してみます。


まず、説明を文章で書いてみる。
  ▼

友達に聞いてもらい、うまく伝わるか確かめる。
  ▼

説明文で使っていることば(用語)を図解で示す。


説明の流れをチャートで表す。

次回(第3週)に、この表現をみんなで共有します。

来週は「国立科学博物館」見学。楽しもう。
http://www.kahaku.go.jp/

(原田)

2 件のコメント:

  1. TAの等々力です。
    今年の授業は、昨年までと比べると一気に本題まで駆け抜けていく感じで最後の作品がどうなるかすごく楽しみです。

    今日の授業は、ダイアグラム表現にとってすごく大事な部分だったと思います。
    いつも先生から言われていることですが、「どう対象を見るか」「どこまで表現を追求できるか」を実践し、すこしでも3年生の手本になれるようにがんばります。

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  2. みんなもっと楽しんでやってほしいですね。なんならリッキーが一番楽しそうだったかも。


    LATCH+I、説明できません。初めて聞きました。とても使えそうですね。覚えときやす。

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